NHKの<チコちゃんに叱られる!>の「ボーっと生きてんじゃねーよ!」というセリフには "Don't sleep through life!" という公式英語訳があります。「ボーっと生きてんじゃねーよ!と "Don't" の音を被せているところが良いです。私もいろんなセリフの英語訳を考えてみました。
「倍返しだ」はドラマ<半沢直樹>のセリフです。やられたことをそのままやり返すという意味では、ハムンラビ法典の An eye for an eye and a tooth for a tooth. (目には目を歯には歯を) が有名です。というわけで「倍返しだ」は短く "Teeth for a tooth." と訳すといいかもしれません。
お笑いの分野だと、ぼる塾の「まあねー」は素直に訳すと Sure. Thank you. (そうですか、ありがとう) ぐらいだと思いますが、英語だと謙遜しないのが普通なので、ギャグになりません。誇張して "The minor" (たいしたことじゃないわ) というのはどうでしょうか。また、バイキングの「なんて日だ」はそのまま "What a day!" で。What a terible day! みたいに形容詞を入れても良いですが、短い方がインパクトありそうです。ちなみに、どぶろっくの<もしかしてだけど>の曲には英語バージョンがあります。なかなかいい歌ですので、こちらをご参照ください。
<鬼滅の刃>から「全集中 水の呼吸 肆(し)の型 打ち潮」は "Then, shoot you! Breath with water, the forth, waves and waves." としてみました。Then, shoot you! (そしてお前を討つ) は日本語の音をそのまま英語にしました。K-popの訳とかでもときどきこういうのあります。また、禅という言葉は欧米でも知られているようですので、 "Zen shoots you!" (禅の力がお前を討つ) するのも日本ぽくて有りかもしれません。水の呼吸の「の」をどう訳すか迷うところですが 、水を使うという意味で with にしました。「打ち潮」は連続攻撃らしいので繰り返す波をイメージして "waves and waves" としてみました。ちなみになぜ4番目を訳したかというと force (力,軍隊,スターウォーズのフォース) に音が似ていて一番強そうだからです。