「ふぎょぎょ」はNHKの朝ドラ「半分、青い。」で主人公たちが驚いたときに使う架空の岐阜弁です。これを逆から読むと「ヨギヨギフ」韓国語で「ここですよ岐阜」という意味になる、というのは偶然だと思いますが、こういうことに気がつくことも意味があるのではないかという話です。
ドラマを知らない人は「ふ・ぎょ・ぎょ」と分解して読んでみて、いったい何だろうと思うでしょうが、ドラマを見ている人は「ふぎょぎょ」を見た瞬間に主人公の声や顔を思い出すと思います。
しかし、逆から読むには、聞き慣れた「ふぎょぎょ」をもう一度文字に分解する必要があります。これは単なる言葉遊びではなく、意外に大事なことだと考えています。
話は跳びますが、英単語を覚えるときも同じように分解することが必要です。"book"を見ればほとんどの人は「ブック(本)」だとわかりますが、これを " b + oo + k " と分解することができないと、例えば "took" という単語を初めて見たとき「読む」ことができません。まったく新しい単語として発音も意味も覚えなければならないので、負担が大きくなります。文字を見て発音することが自然にできるようになる生徒も多いのですが、ここでつまずいて英語ができない生徒も相当いるように思います。
多少邪道ですが、英単語の文字と読みの関係をローマ字風に表にしてみましたので、参考にされたい方はどうぞ。ただし英単語の発音は例外が多いので、それはやっぱり覚えないといけません。
水と土を間違ったわけではなく、今日あたり夜7時過ぎに南の空を見ると、東から、月、火星、土星、木星、金星が並んでいます(土星と木星の間の赤い星はアンタレス)。これらの衛星や惑星は、多少のずれはありますが大体星空の中を太陽が進む道筋に沿って見えますので、この並びが太陽の年周運動を表しているともいえます。真南近くの土星の見えるあたりが、冬の太陽の南中する位置に近いので、今の夏の太陽に比べると随分低いですね。東経130.5°北緯33.5°で、冬至のおおよその南中時刻と南中高度を求めよ、なんて問題も思い浮かびます。
夏休みの中3数学の課題で、10×28の長方形の紙を3つに切り分け、曲げて張り合わせて直方体の箱を作るという問題がありました。例としては、10×24、10×2、10×2、の3枚の長方形に切り分けると、10×10×2の直方体を作ることができます。解答例では5×6×10の直方体を作る切り方が示されていましたが、他に少なくとも2種類の直方体を作ることができます(そのうち1つは、切り分けられた2枚の紙の一部分が組み合わされて直方体の1つの面ができるところがミソです)。同じ直方体でも切り分け方を変えることも可能で、2つに切り分けるだけでできたり、切り分けたものが長方形でなかったり、3枚とも違う形に切り分けたりすることも可能です。私の解答は添付ファイルをご覧下さい。まだ他にもあるかもしれません。
10×28の紙で直方体を作る
「引用」でもページが埋まらないときは「妄想」してみましょう。自分が作者になったつもりで、①ここはこう書きたい、②続きはこうなる、③設定を借りてちょっとした話を作る、など「妄想」膨らませてみるのです。多少感想文からは外れるかも知れませんが、文章を書く練習としてもいいと思います。
なお、添付の感想文中でアマゾンの口コミを引用していますが、人によっては読書感想文の内容としてずるいと思われるかもしれません。私は今の時代ですから、ネットの情報も適切に引用して、自分の意見の参考にするのはいいことだと思います。前回も書きましたが、ただのコピペはだめです。
夏休みの課題の読書感想文が苦手という生徒も多いみたいです。ページが埋められずに、邪道とわかっていてもあらすじを書いてしまわざるを得ない、そんなときにおすすめが「引用」です。①作者について調べる、②話の時代や場所の背景を調べる、③他の作品と比較する※、③あとがきや書評を引用する、④周りの人の意見・感想を引用する、⑤自分の体験を書く、など直接自分の感想ではないことを挿入して「かさまし」するのです。他力本願でずるいようにも思われますが、読書の質を高める上では、むしろ有益なことだと思います。もちろんただのコピペ※はだめです。何から引用したか、それに対する自分の意見はどうか、きちんと書くようにしてください。
その他、読書感想文について指導するのは、①読みながら気になったことはメモすること、②何が一番心に残ったかをはっきりさせ、それに絡めながら書いていくこと、③いきなり原稿用紙に書かず、下書きをしてから清書する(その点パソコンを使うと楽だ)、などです。
人にやらせるばかりではなんなので、自分でもちょっと書いてみました。きちんと推敲していないので細かい部分は許していただくとして、添付ファイルで400字詰め原稿用紙5ページ弱になります。
※コピペ、ネタバレ、リアル、などのカタカナ語は、国語の課題や試験ではなるべく使わないようにしましょう。感想文中で「サバイバル」は使ってしまいましたけど。
※感想文中に、「主人公グループはせいぜい6・7人}と書いてしまいましたが、映画の「オーシャンズ13」は主人公グループが13人でした。多すぎたせいか、シリーズ最新作は「オーシャンズ8」になってます。