午前の委員会後、急いで昼食をとり、午後は佐賀市文化会館へ移動。



 会館の向には、国民スポーツ大会・全国障がい者スポーツ大会の開催場所でもある、「サガ サンライズ パーク」が着々と建設中です。


 14時から、第24回佐賀県市町行政講演会に出席しました。




 「自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けて」という標題での開催。


 第1部 基調講演

 演題は「~佐賀から世界へ~ 全ては「人」が主役の最先端テクノロジー」


 講師は日本マイクロソフト株式会社 政策渉外 法務本部 地方創生担当部長の宮崎翔太さん。



 なになに、佐賀県は干潟からシリコンバレーに方向転換か? っと思うような講演。


 DXとは、経済産業省の定義では、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」・・・難しいですね。


 分かりやすく簡単にいうと、「デジタルを利用した変革」。


 これを行政で実施して、庁舎内の作業効率向上と共に、住民のサービス向上を目指そうということだと思います。


 デジタルトランスフォーメーションがなぜ「DX」と訳すのか?

 「Digital Transformation」の頭文字を取るのであれば「DT」となるのが自然だと思われます。

トランスフォーメーション(Transformation)の「トランス(Trans)」には「交差する」という意味合いがあり、英語圏ではしばしば交差を1文字で表す「X」が用いられます。


 講演内容も1時間程度でしたので、分かりやすい説明だったものの、ある程度理解するには、参考図書を活用したいですね。



 最近はアップルやグーグルに押され気味のマイクロソフトっていうイメージがありましたが、今後はマイクロソフトカラーが復活するかもしれません。


 第2部はパネルディスカッション。

パネリストは下の写真をご覧ください。



 色々と話されていましたが、活用の広がりはまだまだこれからだと思いました。


 テクノロジーは人本位と宮崎先生は言われていました。テクノロジーの開発はもちろん人ですが、テクノロジーによって人が縛られているようにも感じます。


 リクルート社の旧社是を思い出します。


「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」


 アナログも大事と言いますが、その前に、この格言(社是)をしっかりと認識して、DXを活用していきたいと感じました。

 


 「所管事務調査」とは各定例議会終了後、議員がそれぞれ別れて所属する、2つの常任委員会で、町内の課題や問題点、事業経過などを取り上げ調査を行います。



 私が委員長として所属する、厚生産業常任委員会は今回、会館1年を経過した「基山っ子未来館」を視察・調査しました。



 基山っ子未来館は基山保育園も併設されているほか、子育てをされている保護者の方の交流や、就労支援事業などを行っています。



 総工費約8億円、その内、国の地方創生拠点整備交付金約3億円の補助金を受けています。


 

 玄関を入ったところ。曲線的な建物です。



 カラフルで可愛らしい子ども達の靴が綺麗に並んでいました。



 現地で説明を受ける委員会委員。



 屋外に組み立てられたプール。 これは、旧保育所で使用していたものを、塗装し直して使用しているそうです。


 


 プライバシーの関係上、なかなか写真が撮れませんでしたが、このほか、交流広場や駐車場、建物のメンテナンス状況等についても説明を受けました。



 現地調査後、委員会室に戻り、こども課長、保育園長等に質問を行いました。


 回答を含め、詳しい調査内容は9月の定例議会で報告させていただきます。




テーマ:「あなたの知らない世界」

~基山SGKの取組みについて~


 基山SGK 代表 安本 正雄 さんのお話を伺いました。


 冒頭、校長である町長からの挨拶



 校長のお話がなかなか終わらず、15分経過。(笑


 ようやく安本先生の講義が始まりました。



 SGKとは「す・ご・か」という意味と、「Senior Makes Great Kiyama」の頭文字をとっています(「M」は何故か抜けています)。


 このSGKプロジェクトは「第5時基山町総合計画」の中のひとつで、町内の経験豊富なシニア層の知識や経験を生かして地域力の底上げを図ることが主な目的です。


 事務所はJRけやき台駅西口正面の、旧旭化成事務所を「基山SGK交流プラザ」として借用し、平成28年7月から、ここを拠点として活動されています。



 令和3年2月には山口佐賀県知事から、「自発の地域づくり部門」で佐賀さいこう表彰を受賞しています。


 始めにSGKの設立の経緯と、目標についての講義がが始まりました。



 現在は、約70人のボランティアが会員登録し、下記の事業部会に所属しているそうです。

 1 健康づくり部会

 2 寺子屋部会

 3 シニア就労支援部会

 4 企業支援部会

 5 きやの里部会

 6 なごみ(通所型サービスB サービスD)



 事業部会の数がすごいですね。



 講義は初めて、と言われる安本先生。でも、時折笑いをとりながら楽しそうに話されたり、思い入れに熱弁を振るわれたりしていました。


 さまざまな事業を実施するなか、安本代表(先生)の、ボランティア賛同者への気遣いや運営への意欲は、大変素晴らしく、誰でもできるものではないと感じました。


 今年の10月には特定NPO法人設立を目指しているそうです。


 今後、ますます期待が膨らむSGK。私も応援し続けたいと思います。


 安本先生、ありがとうございます!



 本年度の大学が開講しました。


 今日が1時間目ということで、校長の松田町長がご挨拶。



 そして、1時間目が始まりました。


テーマ

「知りたい基山、伝えたい基山」

~基山町立図書館の取組みについて~ 

講師:基山町立図書館 館長 城本 直子 先生  


司書であり、館長の城本先生


 

 新・基山町立図書館は今年で創立5周年。


 図書館建設に至る経緯や、仕事内容を教えてもらいました。



 色々と検討した結果、新・図書館は最終的に、


町の文化的情報(知・学・交流)の拠点

~「人づくり」・「まちづくり」のサポート~


 というコンセプトのもと、平成28年4月に開館しました。



 新図書館は、基本的な図書サービスから、利用者が調査・研究などで必要な資料(本)を提供する「レファレンスサービス」なども、充実しています。


 

 開館から順調に推移した図書館ですが、昨年は新型コロナの影響で、入館規制なども行った結果、利用者は減少。



 しかし、ご苦労が実ったんでしょう、人口2万人未満の図書館で、館外個人貸出数では、平成28年から3年連続で日本一! 4年目も達成できそうとのこと。


 私たちは素晴らしい図書館を利用させてもらってるんですね。


 これまでに、さまざまな事業も開催。



 その他、工夫を凝らし、密にならないイベントも実施されたそうです。

 コロナ禍でもくじけない城本図書館長!


 

 他団体等との、コラボによる地域社会貢献は素晴らしいです。



 今後も楽しそうな事業が開催されそうですで、楽しみですね。



 これからも、町民と共に創り上げる図書館であってほしいと思います。


 非常に魅力ある、分かりやすい授業でした。ありがとうございました。


 基山町立図書館 (kiyama-lib.jp)


 



 6月議会で提出された「亀の甲ため池に関する請願書」が継続審議になったため、総務文教常任委員会と厚生産業常任委員会が合同で審査する、連合審査会を設置することになりました。


 主な審査内容が、厚生産業常任委員会に属するため、私が審査会の委員長に。


 委員会室で亀の甲ため池についての資料説明を受け、現地へ。


 現地指摘場所を確認しながら、請願書の提出者である水利組合の方と、産業振興課長から再度説明を受けました。



説明を受ける時点で既に水利組合側と町側の考えに相違が・・・



水利組合の方からも丁寧な説明を頂きました


ため池全容 以前より水位がずいぶん低くなりました


ため池に流入させる山水の切り替えを行う水路


ため池盛土上部から鳥栖市方面を望む  鳥栖プレミアムアウトレットが間近に見える



ため池盛土内部の階段に一つ飛びで低樋・樋管(排水管)へとつながる穴が開いている。

水位が上がると、洪水吐(オーバーフロー設備)と同様にここからも排水される


 審査中の案件につき、詳しくは書けませんが、「農業用ため池」の機能と併せて、水害が起きないように「防災重点ため池」としても管理していかなくてはなりません。


 7月上旬には審査結果が出る予定です。