3月9日、基山町を通る長崎街道
消失区間はあるものの、未だ道筋は健在です。
その街道全部の道筋を
長崎ー小倉間を歩かれている方も見かけます。
残念ながら、市販の書籍には誤った記載もあり
何より、基山にはそれを示す案内板がありません
せっかく訪れて頂けるのでしたら
案内板を設置し、それを目印に
巡って頂きたいとの思いから
今回は基山駅から鳥栖市との市境の今町までを
案内板を設置ポイントを探るべく
他方から来られた方目線で、実際の歩いてみました。

個人的には、幾度となく歩いている街道道筋ですが
歩く回毎に、新たな発見があり、今回も新たな発見と
案内板を設置したいポイントの候補を選ばせてもらいました。
次回は、基山駅から原田方面を選定させてもらいます。

画像は、今町での天満神社にて
境内を清掃されていた地元の方から
神社の生い立ちや、地元周辺のお話を聞かせて頂き
あらためて、歴史を感じる地域だと感じました。
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2月28日 月1回の定例会を行いました。

今回は、3月2日の行われる「小郡ー鳥栖歴史散歩」のサポートの案内
只今作成中の基山町内の「長崎街道を歩く」のマップと
街道筋に残る各スポットの情報のメンバーへの周知。

そして今回、基山のお住まいの方をゲストとしてお招きし
所有されている、基肄城の関する遺物を紹介していただきました。

その遺物からは、基山の基肄城と太宰府の大野城との繋がりを
あらためて感じるものでした。

遺物を間近で見て、説明を聞き入るメンバー
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今年はじめの定例ガイド会議を行いました。
3月2日に行われる、「鳥栖小郡基山歴史散歩」の内容確認
今年の活動内容の確認と新たな提案
基山を通る長崎街道の案内パフレットの制作
そして、今回入られた、
新人さんの紹介などを話させてもらいました。

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今年最初の長崎街道歩きを
1月12日に行いました。

間近までの天気予報では
当日朝までの雨と、気温の低さの
予報に振り回されましたが
歩き始めると、雨具の出番のない天候に恵まれました。

今回は、小倉西区の木屋瀬から
八幡間の歩行(約20キロ)となりました。

今回の参加者は、下記画像の 撮影者の私を含めて6名です。

本日のスタート地点となる木屋瀬の東構口にて
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木屋瀬から、標高50m~70mの丘陵を2つ越える道を進み
今では、住宅地内の道筋となっています。

3キロ進み、茶の原一里塚跡が道そばにあり
立派な石碑と説明文があります。
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さらに、2キロほど進むと
石坂の急坂(きゅうはん)に到着
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この坂道を登りきると
立場茶屋に到着。
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こちらには、ガイドの方がおられ
施設の説明と、お茶をいただきました。
来月2月からは、雛人形の展示をされるとのことです。

ちなみに、私達と時間差で入って来られた男性3人組がおられ
私達と同じように、長崎街道を歩いておられ
すでに長崎までに行かれ、今度は小倉までと
私達とまったく同じことをされておられました。
しかも、鳥栖の方々でした。

さらに、足を進ませて小嶺から黒崎までは
県道211号線、200号線と、当時の道筋が
現在では車道4車線になり、さらに都市高速が上を通り
地下は新幹線のトンネルが走るという道の発展を感じます。

現在の黒崎インター交差点
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ですが、現在のクルマ道から
枝分かれした、当時の道筋を
見逃さないように進んでいきます。
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黒崎に近づいて来ると
幸神の一里塚跡がありました。
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この一里塚跡からすぐには
曲里の松並木に到着です。
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松並木の中を進み
車道に出ると、そこの交差点名が
「長崎街道入り口」でした。
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黒崎駅近くに進むと
黒崎宿西構口跡があります。
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黒崎中心を通る街道道筋は
飯塚などと同じように、アーケード街となっています。
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黒崎宿は、先の大戦の空襲により建物が焼失しておりますが
代官所跡や人馬継跡などを石碑で場所を示してあります。
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黒崎の東構口跡をすぎ
八幡東区に入ると「前田の一里塚跡」があります。
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一里塚跡を過ぎ、しばらくで
現在の八幡病院に着き
今回は、ここをゴール地点としました。

八幡区の街道筋には、当時建物や
道の雰囲気を残すものは少なく、
現在でも、道はさらに拡幅され過去のものは
なくなりつつありますが、建物跡などの石碑や
道筋を示す鉄板や陶板を道に残されている努力を感じました。

黒崎での街道の道筋を示すタイル
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さて、次回は八幡から小倉までと
ついに長崎街道、全踏破となります。
12月22日 今年最後の活動になる先進地視察とし
佐賀市で行われている、「肥前さが幕末維新博覧会
同じく佐賀市内の「旧枝梅酒造
最後に川副町の「三重津海軍所跡」を視察させてもらいました。

佐賀市での幕末維新博では、幕末維新記念館(市村記念体育館)を
シアターを視察し
私達と同じ活動をされている
ボランティアガイドの方に
館内の案内と意見交換等の交流をさせていただきました。

本丸歴史館内での交流時の様子
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場所を、佐賀市八戸の「旧枝梅酒造」へ
こちらは旧長崎街道沿いにある、
廃業された造り酒屋を趣を保ちつつ改装され、
今年レストランへと改装され営業されています。

レストラン入り口(旧枝梅酒造店舗部)
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昼食を頂き
食事後に代表の方から、
旧酒蔵内を案内していただけました。

正面レンガ壁の向こうは
麹室だったところです。
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現在、NPO法人を立ち上げられ
クライドファンディングにて資金提供を募り
上記画像の場所を含めて
来年春のコンサート及びイベント会場へのオープンを
目指しておられるとの事でした。

場所を川副に移動し
「三重津海軍所跡」を視察させてもらいました。
こちらも、係の方のガイドをお願いしました。

施設建物テラスからのガイドの様子
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こちらの遺構は、発掘調査後は、
保存の為に埋め戻されていますので
当時の様子をVRでの案内となります。

VRゴーグルを利用してのガイドの様子
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いずれの施設も、ガイドの方の案内がわかりやすく
今回の視察が、私達のこれからの
案内の参考にさせていただきたいと思います。


旧窓梅酒造保存修復NPO法人
「まちの根太」HP