民生委員・児童委員協議会定例会を傍聴させていただきました。
余談ですが、民生委員さんと児童委員さんは、別々にいらっしゃるわけではなく、お一人おひとりが両方を兼ねています。幅広い年齢層へのサポートという大変なお仕事だと、改めて感じます。
とても寒い日でしたが、コロナ対策で換気も必要ということで、ドアは全て開けっ放し。コートやジャンバー必須です。
まず、当協議会の信条朗読。崇高な信条です。議員活動にもつながるものがあります。
委員のみなさん、起立して唱和
そして、協議会会長の年始挨拶を兼ねたご挨拶と併せて、コロナ禍での委員の方の参加に、労いのお言葉をかけられていました。コロナ禍でも民生委員さんの活動は、止めることはできませんよね。
感染対策をとりながら情報交換する委員のみなさん
その後、協議会の報告、小中学校の校長報告、社会福祉協議会の局長報告、地域包括支援センター担当者報告、行政・住民課からの報告と内容は盛りだくさん!、
住民課報告では、交通災害共済の案内。
交通事故の被害者になられた場合、被害条件に合うと、少額ではありますが見舞金が出されます。
見舞金は、それほど高額ではありませんが、掛け金はなんと500円/人。さらに、70歳以上は町が負担するので実質無料で加入できます。いずれも住民課窓口での申請が必要です。
有効期間は4月1日(2月3日より申請受付可能)から1年間で、継続するには毎年申請する必要があります。途中契約もできますが、申請金額は同じ500円ですので長いほうがお得です。
500円を握りしめて、いざ住民課へ!
住民課の回し者みたいな私の説明になりましたが、休憩をはさみ、引き続き講演会が開かれました。
今回は、NPO法人ワーク&ライフサポート 理事 平井英子さんによる、「ゲートキーパー養成講座」。
「悩みを抱えている人への関わり方」についてのご指導でした。
「ゲートキーパー」とは、悩みを抱えている人などに「気づき・声かけ・つなぎ・見守る」という意味だそうです。
特に大切なのは傾聴。
「傾聴」とは、「コミュニケーション技能の1つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになるようサポートする。
傾聴で大切なのは次の3つとされる。 ・言葉以外の行動に注意を向け、理解する(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)。
・言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する。 ・言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す」 と言われています。
つまり、相手の心をさぐり、しっかりと話の内容を理解し、共感を示すということ。そのうえで相手の問題解決に協力し、見守っていくことが大切だということでした。
悩みを抱え自殺に走る人は、全国で約2万人もいます。悩んで自殺を考える人は、その10倍から40倍はいると言われているそうです。40倍だと80万人!
全体的に男性の自殺者が多いのですが、最近は女性の自殺者も増えてきていると言われています。傾聴ってとても大切だと感じました。
平井先生の話にも傾聴
人はみな、自分のことに関心を持ってもらいたいもの。時に人の話を長く聴くことは辛い場合もあるかもしれません。でも、悩みを聞いてあげることですっきりとすることもあります。
私も、傾聴ができるように頑張りたいと思います。
とても有意義な傍聴でした。協議会のみなさま、ありがとうございます。