913日(水)、基山町教育委員会が進めている『特別史跡基肄城跡整備基本設計』策定にむけて、今後の基肄城跡整備への課題を現地で確認する取組の第2回目が行われました。


基肄城探索06 眺望点での議論の様子

 

基肄城跡がある基山(きざん)を舞台に活動を行っている6つの民間団体にお声がけがなされ、13日は前回同様当会、「基山の歴史と文化を語り継ぐ会」、「文化遺産ガイドボランティア養成講座」の皆さまに加え、30年以上の活動歴をお持ちの「基肄山歩会」、そして「オキナグサ保存会」の皆さまとともに、基肄城跡が持つ課題について現地を一日かけて巡り、課題を出し合いました。

 

 前回同様の課題の他に、通天洞や便益施設に関する文化遺産が持つ景観や保全の問題についても熱く議論が交わされています。


基肄城探索12 通天洞の上に設置された展望所

基肄城探索10 豪雨災害で壊れた散策路

 

また山頂にある展望所に置かれたサイン帳に記された「ここは何処なのか、どこを歩けばいいのか分からない。」といった切実なコメントに、「展望所に基肄城全体の地図が必要!」との気づきがありました。

 

2回にわたり実施された基肄城探索は、基山(きざん)を舞台に様々な活動を実践している団体が、皆で考えを出し合い実践案を考えるよい機会となりました。


基肄城探索08 「まとめ」確認の様子

 

 2回にわたる聞き取り内容を十二分に咀嚼し、官民連携で『特別史跡基肄城跡整備基本設計』が策定されることを願うとともに、できることを持ち寄り史跡の価値を損なわず、町民みなが保護(保存と活用)できる特別史跡基肄城跡に生まれ変わることを心より願います。

 

結びに、足早に巡る皆さまについて行くのがやっとという13日の基肄城探査でした。参画いただいた皆さま、お疲れ様でした。そして有意義なご意見を出していただき、ありがとうございました。

キーワード: 基肄城探索
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