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020年、年明けの街道歩きは
多良海道を歩きたいと思います。
多良海道の道筋は
佐賀県の肥前山口から長崎県の諫早市までの道なりとなり
今回は肥前山口駅をスタートし、白石町を過ぎ鹿島駅までの
約19kmを歩きたいと思います。

肥前山口駅前の県道35号線に並行する長崎街道から
交差点名が「新宿」付近を北に折れる道が
多良海道となります。2
ですが、どうやら近年の区画整理で
当時の道の痕跡は、ほぼ近代の道に置き換わっており
一部、田畑の中に残す物となっていました。

海道を示す手元の地図と、現在の場所を照らし合わせて
進むと、道筋に多く残されている
お地蔵様が手がかりになるような気がしました。

田畑のなかを進むと六角川にあたります。
白石町との町境となる六角川は当時
船渡しであったようで
船渡し跡付近には大師堂とお稲荷様が祀ってありました。
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六角川を渡り、白石町の平坦地を進みます。
建物は変わっていますが、当時の雰囲気を残す
道を進んで行きます。
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すばらくすると、稲佐神社の大きな鳥居が右手に出てきました。
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この鳥居の先の小山の中腹に神社が見えますが
今回は、通過させてもらいます。

足を進め、今回唯一の表高100m台の峠道となる
深浦峠手前には、宝島の石塔群が現れます。
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梵字を含む石塔と奥の方には
文字だけ刻まれた天満宮
そして、さらに海道道筋を進むと
道そばの大きな石を削ったところに
六地蔵や菩薩様が祀ってあります。

さらに、進むと
すごく雰囲気のある彦島神社が現れます。
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彦島神社から、すぐに標高100m台の小さな峠越えとなり
その深浦峠から、今歩いて来た道を望みます。
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峠を越え、鹿島の市街地に近づきます。
塩田川付近に近づくと
こじんまりとした、琴平神社があり
地元の方が守られていると感じました。
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足を進め、塩田川を渡ります。
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川を渡ると、鹿島の城下町の雰囲気を残す
街中に入り、今回は肥前鹿島をゴールとしました。
今回のルートは現在の道に置き換わっているところが多く
その道そばには、小さな天満宮やお地蔵さま、
八天宮などが多く目に付くことから
過去の河川による、水害が関わっている事を感じました。
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