キーワード:多良海道 解除
10月4日。多良海道の湯江から諫早間を歩いて来ました。
今回の歩きにて、多良海道は完歩となり諫早にてゴールとなります。

朝、8時半頃、今回のスタート地点とる
湯江駅をスタート
DSC04445

今回のコロナ禍により、前回から半年以上のブランクがあり
あらためて道筋を確認しつつのスタートです。

駅からしばらくで湯江の高札場跡を通過です。
DSC04448

諫早市では、茶色の案内プレートが所々に設置してあります。
DSC04456

湯江の街道沿いには、多くの六地蔵さまが
今もなお往来の人々を見守っておられます。
DSC04464

小江駅付近の一里松跡を通過
DSC04478
現在は痕跡はなく住宅になっていました。

続いて、「さかなか坂」に到着
DSC04485

更に進み「ちちゃのん坂」も過ぎ
駕籠立場跡からの有明海の展望。
DSC04499

諫早に近づきつつあるのですが
まだまだ、稜線を付ききる
峠道を進み「桜坂」を通過中
DSC04503
急坂の未舗装路には大変苦労します。

さらに2つ目の坂道を超えての
下りに、一里塚跡の石垣が残っていました。
DSC04505

そして、またもや藪こぎしながらの
峠越えです。
DSC04509

大歳神社に到着し
休憩と参拝をさせてもらいました。
DSC04511

肥前長田駅付近に来ると、やっと平地になり
田んぼの中の道筋を進みます。
DSC04516

半園川そばの千人塚を通過
DSC04519

諫早市内に入り
多良海道のプレートが案内してあります。
DSC04521

本明川そばを歩き
安勝寺の大きな楼門を道から見上げます。
DSC04526

2時を過ぎ、諫早神社の向かい岸となる
飛び石に到着。
DSC04530

飛び石を進み、正面の諫早神社へ
DSC04538
旅の到着のお礼の参拝をさせてもらい
こちらをゴール地点としましたので、
多良海道と竹崎海道の完歩となりました。

後記としまして、
諸説ありのようですが
長崎街道より、この多良海道のほうが
時代が古いにもかかわらず
道筋をよく残してあり。
特に、佐賀県側の太良地区では
黄色い道標をわかりやすく的確に
設置されいることに感服した次第です。
所々消失区間もありつつも
それに準ずる迂回路も
パンプレットなどの紙面と連動されており
道迷いも少なく、そして怪我もなく
歩くことができましたことを感謝申し上げます。

今回の歩行距離約19km
3月15日、多良海道と竹崎街道を歩いてきました。

太良町を通る多良海道の道筋には
山側と海側の道と2つあり、
今回は未踏破の山間の道を歩き
そして、多良から竹崎に進む
竹崎街道の竹崎宿までを歩きたいと思います。

今回も多良駅からのスタートとなります。
DSC04006

この界隈は前々回、浜宿から歩いてきておりますので
迷うことなく、駅から大魚神社へ進みます。
大魚神社を外れ、以前歩いた道を逆に戻り
浜宿方面と今回歩く道の分岐ポイントまで進みます。

分岐ポイントに到着し
今日のスタート地点から
山側の道を進み、
平地に降りると川上神社跡に到着です。
DSC04012
鳥居は残されていますが、
拝殿などの建物は残っていません。

集落に入ると、海道の雰囲気になります。
DSC04013

集落を過ぎると、夏坂に入ります。
歩く人は私達が久しぶりのようで
道筋は残るものの、足もとは荒れています。
DSC04020

多良海道らしい、みかん畑の丘陵地帯と進みます。
DSC04027

荒穂神社跡に到着です。
DSC04034
荒穂神社跡の脇を抜け
多良海道の湯江方面と
多良の街中の分かれ道を多良の街中へと進みます。

街中に降りてきて
ここからは、竹崎街道となり
一路竹崎宿へ進みます。
DSC04041
多良海道に続き、竹崎街道も
分かれ道などに、道標が設置され
非常に助かりました。

多良からは、当時の道は残っていませんので
迂回路を進みます。

休石に到着です。
DSC04045

休石から進み、諏訪神社近くを進み
山間に入ります。
このあたりは、道標を設置してありますが
曲がるポイントがわかりにくいです。
DSC04051

丘陵地の頂点に住吉神社があり
こちらで昼食としました。

ここからは下りとなり
見晴らしがよく、佐賀の雷山、背振、九千部
菊池、阿蘇、そして近くの島原と見渡せます。
DSC04055
画像は大牟田方面です。

足を進み、権現坂へと進みたいのですが
消失区間があり、行けるとこまで行ければと思い
地元の方に聞きつつ
なんとか、大浦神社までたどり着きました。

DSC04058
大浦神社の鳥居横が、
権現坂からの道筋のようですが
道は途絶えています。

ここからは、さらに竹崎宿の港へ進みます。
こちらも、当時の道筋は途絶えており
迂回路をすすみます。
途中から、当時の道筋になりますが
丘を越える道を
20キロ進んできた足にはこたえます。
DSC04061

丘を越え、浅間神社に到着です。
DSC04064

これから先は
島内に入って行きますが
当時の道筋はなく
迂回路の道筋の観世音時を通り
一気に港へおります。
DSC04071

港へ着きましたが
現在は、宿場の雰囲気は残されておりませんでした。

今回は、ここで終了となりました。
次回は、駅からバスでこちらまで出向き
スタート地点としたいと思います。
2月24日
多良海道歩きの3回目となる
太良駅から湯江駅間を歩いて来ました。
前回も山間を歩きましたが、
今回はさらなるハードな未舗装路を含む
山道となるようです。

朝8時過ぎに今回のスタート地点の
JR太良駅をスタート
DSC03879

駅から少し離れた海道の道筋をなぞり歩きます。

集落を離れる道筋には
疫神を立てられておられました。
DSC03884
鹿島を過ぎて以降、集落の出入り口には、
よく立てられているのを見かけました。

さて、ここからは山間に入って行き
標高が上がると、有明海を望むことが出来ます。
DSC03888

上り坂に入ると菩薩様が祀られ
この菩薩様の下の大きな石から
山水が染み出しており、
きっと当時の往来の人々の喉を
潤していたのでしょう。
DSC03891

歩き始めて約1時間で
標高は200m台に
すでに未舗装路となり
道筋を捜索しながらの歩きとなっています。
DSC03901

雨水で道が流され、露出した石に足を取られて
すでに歩きに疲労を感じます。

未舗装路を歩くこと約1km
山道では、この黄色い道標が
非常に心強い味方となります。
DSC03907

舗装路に出て
途中、一里塚跡を過ぎ
竹林の中に、八天宮があります。
DSC03913

この八天宮、神石と思われる前に
社だけ祀られている
なんとも雰囲気のある佇まい。
DSC03917

お昼前に、今回の峠のピーク地点となる
山茶花峠に到着。
ここには郡境石があり
この周辺を保存管理されていました。
DSC03920

郡境石の前でお昼休憩です。
DSC03921

郡境石を離れると
山茶花の茶屋跡を通りますが
当時の石積みの門が残されており
その間を通る事が出来ます。

郡境石は今は県境となるようで
ここからは長崎県に入ります。
DSC03926

長坂に入り、途中まで階段に整備されており
歩きやすく助かります。
DSC03930

長坂を過ぎ
道筋はコンクリ舗装されているようですが
長い間、人が入っていないようで
藪こぎ状態で進みます。
DSC03933

山の開けたところから
雲仙岳が見えるところまで来ました。
DSC03937

ここまで来ると
登りは終わり、湯江まで降りる
下り道となります。

途中、七曲りと呼ばれる所がありましたが
雨水により残念ながら歩ける
状況ではなくなっており、
これからは、
自然に呑み込まれてゆくのでしょう。
DSC03942

午後2時半過ぎに
太良嶽大権現一ノ鳥居を通過
DSC03948

またもや未舗装路に入り
約2kmほどを進みますが
16km近く歩き疲労が溜まった足には
この山道はかなり辛いです。
DSC03950

大越まで来て
やっと舗装路に出てきました。

殿の高野を過ぎ
またもや未舗装路が現れます。
DSC03961

街道坂入口を過ぎ
湯江の街中に入って来ました。

そして、諫早街道と竹崎街道の
湯江追分に到着。
DSC03963

宇良茶屋跡を過ぎ
午後4時過ぎに
湯江の一里塚跡の到着です。
DSC03967

一里塚跡から歩いて
5分ほどの湯江駅にて
この日のゴールとなりました。

今回は、太良町と諫早市と
県を越えての歩きでしたが
それぞれ、しっかり道標を示してあり
大きく道に迷う事なく
歩くことが出来き、非常に助かりました。
2月2日、2回目となる多良海道歩きを行いました。
今回は肥前鹿島駅をスタートし
多良駅までの約20kmを歩きます。
今回のルートには峠越えがあり
足の進む具合いが気になるところです。

朝8時前に鹿嶋駅をスタート
DSC03783

鹿島駅から多良方面への浜宿へ進みますが
鹿島中心部は、昨今の道路整備で
道幅は拡張され周辺の建物も改めているようですが
古い町並みの雰囲気は残されている印象でした。
DSC03787

鹿島市役所を過ぎ、周辺の街道筋には
当時の道幅を想像できる道が残っています。
DSC03796

浜宿に着くと、町並みは現在も造り酒屋が
営業しており、2016年に町並みを残すために
改修してあるそうです。
DSC03808

この浜宿道筋周辺には
茅葺きなどの草葺の建物が多く残されています。
DSC03830

浜宿の端となる番所跡を過ぎると
町並みが終わり、ゆるい上り勾配が始まります。

今回の山場となる峠越えの
矢答(やごたえ)峠へ、みかん畑を進みます。
進む右手には、祐徳稲荷神社の奥の院が望めます。

そして、旅人たちが腰掛け休憩したと言われる
大きな腰掛石が道そばに現れました。
DSC03837

ゆるい勾配に、しだいに足が削られていきますが
山間の見晴らしは、なかなかのものです。
DSC03840

浜宿から2時間半ほどで
ルート上の最標高となる
矢答峠に到着です。
DSC03849

この矢答集落にある天満宮にて
お昼休憩を済ませ
多良の街を目指します。

矢答峠の下りは未舗装の山道です。
DSC03850

この山道の一部は夏場の大雨のせいか
道筋は雨に流され、下にある石が洗い出され
がれ場のようになっており、足を取らてしまいます。

それ以外の未舗装路は
山道としては歩きやすいと思います。
DSC03855

未舗装路区間は、私感ですが
約2kmほどと思われます。
それを過ぎると、舗装路のゆるい下り道を進みます。

みかん畑の向こうには
多良の町並みと有明海が遠望できます。
DSC03860

またもや、未舗装路が現れますが
3,400mの短い区間です。
DSC03861

矢答峠から約2時間で
多良の街中に到着。

そして、多良駅近くの大魚神社に
この大魚神社には、テレビや観光パンフレットで
紹介されている海中鳥居が海沿いにあり
海道道筋からは少し外れますが、立ち寄って見ました。
DSC03872

この日は日曜日でしたので
多くの観光客が訪れていました。
この海中鳥居の隣は、
引き潮の時は道路が現れる海中道路となります。
DSC03874

海道道筋の戻り
今回のゴールとなる多良駅は歩いて10分ほどで
3時過ぎに、今回の街道歩きは終了となりました。

多良町の海道道筋には
黄色い道標が設置してあり
おかげさまで、道に迷うことなく
進むことができました。
020年、年明けの街道歩きは
多良海道を歩きたいと思います。
多良海道の道筋は
佐賀県の肥前山口から長崎県の諫早市までの道なりとなり
今回は肥前山口駅をスタートし、白石町を過ぎ鹿島駅までの
約19kmを歩きたいと思います。

肥前山口駅前の県道35号線に並行する長崎街道から
交差点名が「新宿」付近を北に折れる道が
多良海道となります。2
ですが、どうやら近年の区画整理で
当時の道の痕跡は、ほぼ近代の道に置き換わっており
一部、田畑の中に残す物となっていました。

海道を示す手元の地図と、現在の場所を照らし合わせて
進むと、道筋に多く残されている
お地蔵様が手がかりになるような気がしました。

田畑のなかを進むと六角川にあたります。
白石町との町境となる六角川は当時
船渡しであったようで
船渡し跡付近には大師堂とお稲荷様が祀ってありました。
DSC03647

六角川を渡り、白石町の平坦地を進みます。
建物は変わっていますが、当時の雰囲気を残す
道を進んで行きます。
DSC03657

すばらくすると、稲佐神社の大きな鳥居が右手に出てきました。
DSC03659
この鳥居の先の小山の中腹に神社が見えますが
今回は、通過させてもらいます。

足を進め、今回唯一の表高100m台の峠道となる
深浦峠手前には、宝島の石塔群が現れます。
DSC03661
梵字を含む石塔と奥の方には
文字だけ刻まれた天満宮
そして、さらに海道道筋を進むと
道そばの大きな石を削ったところに
六地蔵や菩薩様が祀ってあります。

さらに、進むと
すごく雰囲気のある彦島神社が現れます。
DSC03674

彦島神社から、すぐに標高100m台の小さな峠越えとなり
その深浦峠から、今歩いて来た道を望みます。
DSC03676

峠を越え、鹿島の市街地に近づきます。
塩田川付近に近づくと
こじんまりとした、琴平神社があり
地元の方が守られていると感じました。
DSC03685

足を進め、塩田川を渡ります。
DSC03692

川を渡ると、鹿島の城下町の雰囲気を残す
街中に入り、今回は肥前鹿島をゴールとしました。
今回のルートは現在の道に置き換わっているところが多く
その道そばには、小さな天満宮やお地蔵さま、
八天宮などが多く目に付くことから
過去の河川による、水害が関わっている事を感じました。
   1  2  次へ 
(6件中 1-5件)