昨日の常盤橋は、長崎街道の起点でしたが船舶取締のため、門司の大里に番所を長崎奉行所が設置すると
起点が小倉から大里へと移りました。
小倉の常盤橋から、門司の大里までの道なりは
一部消滅しているものの、残されており
今回は、この道筋を歩いてたどります。
本来は、常盤橋からスタートでしょうが
今回、門司港駅のリニューアル後の姿を見たく
電車で門司港駅へ移動し、更に大里へ移動し
下り方面の常盤橋まで、歩いてめぐりたいと思います。
リニューアル後の門司港駅
一時間ほど、レトロ地区を散策し
大里の小森江駅に電車移動します。
小森江駅から県道199号へ進み
レンガ造りの製糖工場の隣に
当時の渡船場の石積みが残されており
当時はココから、本州への船が出ていたようです。
この場所から後ろ向きの
県道199号線のひとつ裏道になる
ほぼ真っ直ぐな現在の道が門司往還となり
この道を進みます。
この道沿いには、番所跡や本陣跡などを
石碑で、たくさん示してあり
それをたどるのを楽しみのひとつ出来ます。
道沿いには祇園社があり、その参道は関門海峡に向かっています。
この先、人馬継所跡、一里塚標石跡を過ぎ
豊前大里宿跡&長崎番所跡に到着
ココは、サッポロビール工場跡となり
現在「門司赤煉瓦プレイス」として、
レンガ作りの建物を保存してあり
雰囲気のある場所となっています。
赤煉瓦プレイスの近くの門司駅を過ぎると
消失区間となりますが
当時の面影を探しながら進むと
今までの長崎街道沿いとしては小さめな
猿田彦大神がひっそりと ありました。
消失区間に近い県道199号線をたどり
小倉市内に入り、貴船神社と門司口門跡を過ぎると
当時の城下町に入りますが
現在も、夜には賑わいをみせそうな
お店が並び、当時も今も変わらない
雰囲気を想像させます。
道筋をまっすぐ進むと、「小倉駅前アイム」
のショッピングモールにぶつかりますが
当時の道をなぞるように店内の通路があり
道筋をなぞることができ
店内を出ると、そこには「参勤交代往還路」が
歩道に記されており、ココが門司往還路とわかります。
今回の行脚はココをゴールと地点とし
以上で、長崎街道の縦断完了となりました。
ですが、佐賀方面には、時代によって災害などで
道筋が変わり、今もその道を辿ることができますので
次回は、その街道道筋をたどりたいと思います。