本日、午後2時より基山町が進めている『基山町歴史的風致維持向上計画』策定に係る基山町歴史まちづくり推進協議会が開催されました。基山の歴史と伝統をまちづくりに生かす取り組みで、国土交通省・文部科学省・農林水産省の三省共管事業の計画で、まさに、どこにもない基山の個性を磨くための事業計画書の策定です。

 協議会を構成する委員は、まちづくりや建築、さらには文化財の識見者、商工会、関係民間団体、区長会、県の都市計画や文化財部門の関係行政機関の方々で、当会からは、理事長と副理事長(文化財保護審議会副会長)が委員として出席し、本計画の策定に対し、支援していくことになりました。

 どこにもない基山の個性である歴史的風致(構成要素:①地域固有の活動+②地域固有の歴史的建造物+③それらを取り巻く歴史的な市街地)の6つを根拠として、道路や散策路の整備、歴史的建造物の保存修理や修景が行われていきます。
 全国では、68市町が、九州では8市町が認定を受け、歴史的なまちづくりを国土交通省や文部科学省、農林水産省の補助事業として展開しています。外国に誇れる日本の個性である歴史まちづくりが、我が町基山でも行えるようになる一歩が動き始めました。
 参画事業として、このWEBの駅で報告していきます。

■基山町の維持向上すべき歴史的風致(国指定文化財【不動産:史跡や建造物】を核として、周辺の市街地を整備していくものです。我が町には特別史跡基肄城跡が唯一不動産としての国指定文化財がありますので、これに関わる歴史的風致を中心に、維持向上すべき歴史的風致として挙げています。)
①基山(きざん)にみる歴史的風致
②荒穂神社の御神幸祭にみる歴史的風致
③どろどろまいりにみる歴史的風致
④大興善寺にみる歴史的風致
⑤木山口町にみる歴史的風致
⑥地域の祭事にみる歴史的風致
 
キーワード: 参画事業
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