議会全員協議会とは、月に1~2回、議員と町の執行部(町長・副町長・教育長・必要に応じて担当課長)と、町の新規情報や既に実施された事業の経過などについて意見交換を行う会議です。その他、必要に応じて議長が議員に招集をかける場合もあります。
今回は、必要に応じての会議。
定住促進課から提出された「基山町立地適正化計画」の策定前に、議会に対してその内容の説明と意見交換が行われました。
説明を行う定住促進課課長と担当係長
「基山町立地適正化計画」とは、難しく言うと「第5次基山町総合計画」や「第3次基山町国土利用計画」に基づき、基山町の都市計画の基本(将来のまちの姿の考え方やまちづくりの地域別方針)を設定するということです。
簡単に言うと、まちの機能を今後も正常に保つために、住む場所(住居)を促進する地域を決めたり、町民に必要な医療・福祉・商業などの施設を特定の場所に誘導するための計画です(簡単でもないですね・・・)。
例えば今後、人口が減少していくと、スーパーやコンビニ、病院、飲食店などが撤退していくことも考えられます。そうなると新規移住者も見込めなくなります。これらを防ぐために、駅前周辺などにある程度の人口密度を維持して、生活環境・都市機能を維持していこうという計画です。
計画素案は160ページあります ほぼ単行本並み
この計画は、20年後の令和22(2040)年までに達成させようという、長~い計画です。議員だと5期(任期4年×5期=20年)務めないと見届けられません・・・。
「中心市街地ばかり計画を立てて、郊外の中山間地の住民はほったらかしか?」っという声も上がりそうですが、そんなことはありませんよ。
中心市街地周辺の機能が低下して、さまざまな施設・サービスが無くなっていくと、郊外の地域の方はさらに不便になる可能性もあります。
中心市街地周辺を機能維持させることで、郊外のみなさんも利便性の恩恵が継続して受けられるという仕組みです。また、5年ごとに見直しが行われます。
どの地域に機能を設定、誘導するか図面でも詳しく解説
興味やご意見がある方は、1月20日から基山町のホームページで公表され、2月3日~2月16日までパブリックコメント(意見の募集)が行われます。
また、2月9日19時(予定)に町民会館1階会議室にて住民説明会も開催されます。
ご興味がある方は、是非!