明治時代に変わった出来事の一つである暦について記しておきます。
 幕末から明治初期は、暦制度も太陰太陽暦【旧暦】から太陽暦【新暦】に変わった時期で、明治改元の日も旧歴でいうと1868年9月8日ですが、新暦では1868年10月23日にあたっています。この太陽暦(グレゴリオ暦:現在使用している暦)は、明治5年(1875)12月3日【旧暦】から採用され、この日を明治6年1月1日【新暦】としています。
 

太陽暦を採用した背景は、月給制に移行したことにより、3ヶ年に一度閏月を設けなければならない太陰太陽暦では、1ヶ月多い13ヶ月分の官吏給与予算を確保しなければならない明治新政府の懐事情にあったようです。



2018年06月16日更新
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